6A.『頸椎ヘルニア』

頚椎の各椎骨の間にある椎間板が過剰な外力、運動により正常な位置から飛び出してしまうことで脊髄や神経根を圧迫してしまい、上肢の痺れや痛み、運動障害が出てしまいます。

頸の痛み 上肢の各所に痺れ
●症状

後頚部や肩甲骨あたりに痛みや強張りが生じ、神経根が圧迫されている場合は片側の上肢に放散する痛みやしびれが現れます。
圧迫されている神経根により特定の部位にしびれや知覚障害、筋力低下などが現れます。
脊髄が圧迫されている場合はしびれなどの症状が両側に現れ、ボタンがかけずらくなったりお箸が使いにくくなったりします。足のもつれや歩行障害が現れる場合もあります。

●原因

頚椎の間にある椎間板は常に圧力のかかる状態にあるので組織の中で最も早く老化が起こるとされています。そのため老化により機能が低下し外側の膜に亀裂が入り、中の髄核が飛び出してしまい神経を圧迫してしまいます。

◎当院での治療

当院では、状態をよく観察した上で「痛みやしびれの軽減」に対処しつつ、「姿勢(骨盤)の歪み」「頭蓋と内臓の歪み」「筋肉の歪み」を整えて「身体の水分の循環」を良くすることでこれらの症状の改善を目指します。
身体の水分(脳脊髄液、血液、リンパ液等)の循環を良くして疲労物質を排除し、酸素と栄養を届けることでその場の痛みを取るだけでなく治療後も回復していく身体を目指していきます。
「歪み」と「循環」を整え、その後残っている症状をその日のお身体の状態を診ながら施術していきます。
また、気圧や気候の変化などで症状が悪化するケースでは高気圧酸素ルームを治療に取り入れていきます。