5.『下肢』の症状

「下肢」の症状でお困りでしたら、お気軽にご相談ください。
一緒に痛みの原因を探り、つらい痛みからの開放を目指しましょう。

オスグッド

スポーツを活発に行う発育期の11〜13歳の男児に多いスポーツ障害のひとつで、成長期に大腿四頭筋による繰り返しの牽引力が膝蓋骨の下の脛骨粗面に加わることで一部が剥離、修復を繰り返し炎症を起こします。
それにより膝蓋骨の下の脛骨粗面が隆起してきて運動時に痛みが生じてくるようになります。

シンスプリント

脛骨疲労性骨膜炎とも呼ばれ、運動中や運動後に下腿内側に位置する脛骨の三分の一のところに痛みが出るのが特徴です。
陸上競技やサッカーなど長い時間走るスポーツをしている中学、高校生に多く見られます。
ヒラメ筋、後脛骨筋、長趾屈筋などの筋肉によって繰り返し筋膜に牽引力が働いて起こる脛骨の筋膜の炎症です。

鵞足炎

鵞足炎はスポーツ障害の一つでランニング中に膝の内側に痛みが出ます。進行していくと走っている時だけでなく立っているだけでも痛みを感じるようになります。
オーバーユースシンドローム(使いすぎ)と言われ鵞足と言われる縫工筋、薄筋、半腱様筋という3つの筋肉が付着する膝の内側に継続したストレスがかかることで痛みが生じます。

足関節捻挫

足関節捻挫の多くは足首を内側に捻ることで足首の外側についている前距腓靭帯などが損傷、断裂してしまう怪我です。
場合によっては前距腓靭帯が付着している腓骨や距骨の一部が強く引っ張られてしまい骨折してしまうこともあります。
足首を捻ってしまったら受傷直後のRICE処置(安静・冷却・圧迫・挙上)が有効となるのですぐにアイシングなどを行なってください。